夢を追いかける全ての人の秘密基地

|スナックCandy宮崎

どんな人もあたたかく迎え入れ、それぞれの夢や挑戦を後押しする。そんな秘密基地のようなスナックが、ここニシタチにあるのをご存じだろうか。今回ご紹介する「スナックCandy宮崎」は、キングコング西野亮廣氏の絵本「えんとつ町のプペル」の世界観で作られており、東京・五反田にある「スナックCandy」の姉妹店として誕生した。宮崎店の立ち上げに奔走したのが、店主の日高にっこるさん。陽気ながらも、どこかミステリアスな雰囲気を持つ日高さんが、脳内で描くスナックの可能性を紐解いていきたい。

ずっと面白いことがしたかった

「小さい頃から、“ものづくり”に対して強い憧れがありました。今でも印象に残っているのは、ショッピングモールで開催されていたゴジラ展を見たときの衝撃です。初めて、スクリーンの向こう側を作る仕事があるのだと知り、次第にエンタメに関わりたいと思うようになりました。高校卒業後、憧れのダウンタウンのようになれる学校があると知り、お笑い養成所であるNSCの門を叩きます。同期には、今も第一線で活躍する平成ノブシコブシやピースがいました。彼らと接し数ヶ月ほど経ったある日、ここで勝負しても勝てないと思い、裏方に転向します。その当時はお先真っ暗で、どうしていいかわかりませんでした」

宮崎県宮崎市に生まれ、大きな夢を抱き上京。キー局のある場所に行きたいと、東京を選んだ。当時のNSCはお笑いコースしか無く、裏方に転向すると決めた時には「なんでお笑いをしないのか。何のためにここに来たのか」と白い目で見られることもあったという。

「それからは、吉本興業で舞台制作の仕事をさせてもらったり、NSCのお手伝いをしたりして働きました。テレビ番組の制作など、夢見た場所で仕事ができるようになりましたが、思っていたより動けなくて。結局体調を崩してしまい、宮崎に戻る決断をします」

キングコング西野亮廣氏に憧れて

「僕は、西野さんを尊敬しています。2016年くらいですかね。『あいつは何をやっているのか』と西野さんが世間から叩かれていた時期。絵本を作ったり、仲間やお客さんと町づくりをされたり、そんな自分達の仲間と目標のために時間を注いでいる西野さんの姿を、純粋にかっこいいと思っていました」

そうして日高さんは、西野さんのオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」を通じて彼らと関わり始める。

「『えんとつ町のプペル』が出版された翌年くらいに、西野さんがその絵本の世界観を持った『スナックCandy』を東京の五反田に作ると知りました。そして全国に店舗を拡大していく中で、『スナックCandy』があるところがどんどん盛り上がっていることに気づいたんです。スナックを拠点に、夢や挑戦を応援する循環が生まれているような気がして。僕も、宮崎に『スナックCandy』を作り、地元を盛り上げていきたいと決意しました」

お店を開き、間も無く2年が経とうとしている。今や、年齢や性別を問わず多くの人が訪れ、それぞれの居場所となっている。

スナックを超えた、新たな繋がりを

「これまで、スナックCandyで講演会やイベントを企画し、たくさんの繋がりを作ってきました。今後は、スナックを飛び出してフェスなんかもやってみたいんですよね。今考えているのは、300人バーベキューフェスです。お客さんそれぞれが主役で、肉を焼きながらコミュニケーションがとれるようなイベント。フェスが待ち合わせ場所になったら面白いと思いませんか。まずは50人くらいの規模から始めてみようと思っています」

日高さんは、いい意味で「スナック」にこだわっていない。それよりも、おもしろいものが作りたい、エンタメを届けたいという一貫した思いが強く溢れているように思う。

「これからの時代は、エンタメを見に行くというよりも、生み出すことが大切になってくると思うんです。お客さん同士が繋がり、コミュニティを作ること。ここをとても重要視しています。このお店を宮崎の拠点、交流の場にし、自分自身も積極的に県外に足を運んで、スナックCandyを盛り上げていきたいです」

自分自身がクリエイターに、ものづくりをしていきたい

スナックを通して、さまざまな人と人の繋がりを作る日高さん。最後に、彼が今1番したいことは何か聞いてみると、具体的な夢が返ってきた。

「やっぱり僕は、自分自身がクリエイターになりたいです。小さい頃からずっとものづくりはしているものの、したいところまではいけるけど、どうしてもやりきれない。今は、絵や絵本を作っています。今後は自分の活動にも力を入れていき、自分に会いたいとお客さんが集まるようになりたいですね」

この店があなたの秘密基地になってほしい

「夢や目標、社会課題に挑戦する人を応援する秘密基地」がコンセプトのスナックCandy宮崎。挑戦する人も、応援する人も集う場所だ。これからは、代理ママ(1日ママ)を増やしたり、持ち込みイベントを積極的に受け入れたりと、より繋がりの生まれる店にしていきたいのだとか。

「人は誰しも、元気がない時期もある。元気がない人こそ、ウェルカムです!」と、店主の日高さんは笑顔で呼びかける。スナックCandy宮崎から、今夜も新たなストーリーが生まれているだろう。

取材=恒吉浩之、原稿執筆=いちたになな、撮影=田村昌士

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Data

日高にっこる

現代の生き方など、大人になってからの学び方や挑戦の仕方を宮崎の人に届けたい。昔からエンタメが大好き。

住所
宮崎市中央通8-13
宮崎ビル2F
電話
080-1114-1062
営業時間
20時頃〜翌4時頃まで
定休日
不定休
喫煙
ng
席数
5席とイベントスペース25席
料金体系
飲み放題2時間3,000円
軽食
決済方法
現金のみ
Webサイト・SNS
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